捻挫
捻挫とは、関節が不自然な方向に曲げられたり、ひねられたりして、靭帯が損傷する怪我のことを指します。靭帯は、骨と骨をつなぎ、関節を安定させる役割を持つ軟部組織です。転倒したり、捻ったり、スポーツ時に起こります。靭帯が伸びたまましっかり治しておかないと、捻挫はクセになってしまいます。予防としては、ウォーミングアップとクールダウンをしっかりと行う、足に合った靴を履く、適度な負荷をかけたトレーニングをするのが効果的です。
打撲
打撲とは、転倒や物にぶつかる、交通事故などの外部衝撃によって、筋肉、血管、軟組織などが損傷する怪我のことを指します。一般的に「打ち身」とも呼ばれます。打撲をすると、痛み、腫れ、熱感、内出血、動きの制限が出ます。骨折している場合もあるので注意が必要です。日常生活で出来る予防としては、体の柔軟性を保つ、準備運動をする、合わない靴など転倒しやすい状況を作らない、周辺環境に気を配るなどがあげられます。
肉離れ
肉離れとは、筋肉が損傷、断裂してしまう症状になります。太ももや、ふくらはぎに多く起こる事例が多いです。原因としては、加齢、運動不足、筋肉の柔軟性の低下、スポーツなどで疲労が回復する前に運動することなどがあげられます。季節の変わり目など気温差がある場合、血液循環の具合によって柔軟性が低下して肉離れするケースも有ります。
\捻挫・打撲・肉離れに対する当院の施術例/
受傷後48時間以内に積極的な治療を行うことが早期回復に重要です。
超音波療法(腫脹の軽減・炎症の抑制)
超音波とは、手が届かない筋肉を深層からほぐすことが出来ます。痛みの原因が深層にある場合にも有効な治療になります。振動の細かいマッサージ効果があり、腫れのコントロール、血流改善の効果も期待できます。炎症の抑制効果もあり、痛みがある場合がある時には運動療法、トレーニングすると悪化する場合があり、まず超音波治療を行い、筋肉、関節、腱、滑液包などの炎症を抑える必要があります。ホットパックや遠赤外線など体表面を温める伝導加温と言いますが、超音波は振動の摩擦熱で直接解す立体加温と言い、深部まで温めることが出来ます。
立体動態波(筋力低下の防止・疼痛の抑制)
立体動態波とは、一般的な干渉波(2D)を3D化して、さらに皮膚の抵抗値を抑えて刺激感をよりソフトに、よりきめ細かくした電流治療になります。刺激感をきめ細かくしてあるので、非常に細かく筋肉をほぐすことができます。電極を3つに増やしてフィットすることで、一般の電気治療が苦手とする部位の関節の治療にも効果を発揮する電流治療になります。捻挫などの急性疾患から、腰痛などの慢性疾患にも効果が期待でき、筋機能・関節機能の改善を行います。
手技によるアプローチ
急性期における手技
過剰な腫れを散らすためのアプローチ、筋肉や関節が固まらないようにするためのアプローチ、過剰な筋緊張による疼痛を抑制するためのアプローチを施します。
回復期における手技
関節機能の低下と関節の可動域の改善をするためのアプローチ、筋肉や靱帯の癒着による疼痛や可動性の低下を改善するためのアプローチを施します。
関節モビリゼーション
関節モビリゼーションとは、関節に適度な運動刺激を与えることで、関節軟骨や滑液の循環を促進し、関節の機能を回復させることを目的としています。
理学療法や運動療法の一つで、関節の可動域を広げ、痛みやこりを改善する療法になります。
ケガをした関節、ケガの影響で固まった関節に対して施術を施します。
アクチベーターによる調整
アクチベーターとは、アメリカ生まれのカイロプラクティック矯正技術です。アクチベーターと呼ばれる専用の器具を用いて、歪みを矯正することで、体のバランスを整え、痛みや不調を改善します。合わせて手技療法による矯正も行っていきます。
ケガをした関節、ケガの影響で固まった関節に対して施術し、調整を行います。
エクササイズを入れます
急性期におけるリハビリエクササイズ
関節の可動域、機能の低下を最小限に抑えるためのエクササイズ。筋力の低下と筋機能の低下を最小限に抑えるエクササイズ。ケガをした関節に関わる周囲の関節のエクササイズをしていきます。
回復期におけるリハビリエクササイズ
関節の可動域と機能改善向上のエクササイズ。筋力の向上、筋機能の向上のためのエクササイズ。関節筋肉の柔軟性、安定性の改善のためのエクササイズ。関節のバランス機能改善のためのエクサササイズをしていきます。
コンビネーション治療(電流+超音波)
疼痛軽減が得意な電流治療と、筋肉をほぐすのを得意としている超音波を同時にかけることができる治療をコンビネーション治療といいます。同時にかけることにより、超音波で皮膚の抵抗値を落とした上で電流を流すので、より鎮痛効果、炎症の抑制に繋がります。
また超音波は、到達している範囲を立体的に温めます。
EMSトレーニング
EMSと呼ばれるトレーニングを目的とした電流刺激を行います。膝など痛みがある場合に、太ももの筋力不足によって関節に負担がかかって痛みが出てる場合があります。スクワットなど過負荷なことをすると痛みが悪化する場合があるのに対し、EMSは関節に負担なく行うことができます。中枢神経麻痺などの治療にも使用されている電気治療になります。捻挫後のリハビリに使用出来ます。