足底筋膜炎
足底筋膜炎は、足底筋膜と呼ばれる足裏の腱組織に炎症が起こる症状になります。足底筋膜は、かかとから足指の付け根までアーチを形成する役割を持っています。足底筋膜炎は、かかとや足裏の痛みを引き起こします。使いすぎや、ハイヒールなどによる負荷習慣、体重の増加などにより発症します。
外反母趾
外反母趾とは、足の親指が小指側に向かって変形し、「くの字」のように曲がってしまう症状が出ます。親指の付け根の関節が内側に突き出し、靴に当たることで痛みや炎症を起こします。原因としては遺伝や、ハイヒールやサイズ違いの靴、足のアーチの異常が考えられます。
扁平足
足の裏が平べったく、土踏まずがなくなった状態です。クッション力が低下するため、内側のくるぶしが腫れて痛くなることがあったり、膝の痛みに繋がったりします。原因としては、足のアーチを支える足の筋肉が、運動不足や加齢などによって低下するためと考えられます。
腸脛靱帯炎
腸脛靭帯炎とは、膝の外側に痛みが出る症状になります。下肢への過度の負荷や反復運動によるのが主な原因とされています。腸脛靭帯は臀部の筋肉から始まり、膝の外側に付いています。付着部に負荷がかかるので膝の外側に痛みが発症します。ランニングをする方に多く発症します。
アキレス腱損傷
アキレス腱は、歩行や走行時に膝を伸ばすのに重要な役割を果たします。アキレス腱損傷は、オーバーユースや加齢、脚に急激な負荷がかかったり、突然伸びたりすることによって引き起こされます。
\足の痛みに対する当院の施術例/
手技による筋弛緩
トリガーポイント
トリガーポイントは、筋肉が緊張したり、血行が悪くなったりして、しこりのように硬くなった部分です。このトリガーポイントが、痛みやこりの原因になると考えられています。「発痛点」と呼ばれ、トリガーポイントを探して緩めることで、全体に広がっている痛みの元を治療していきます。足に痛みが出る原因として、まずは筋を緩める必要があります。
大腿筋膜張筋、腸脛靱帯、前脛骨筋、腓骨筋群、腓腹筋のポイントをほぐしていきます。
電流治療のEMSも場合によっては使用します。
筋膜リリース
筋膜リリースは、ストレッチやマッサージ、フォームローラーなどの道具を使って、硬くなった筋膜をゆっくりとほぐしていきます。筋膜は、筋肉を包む薄い膜で、全身を一枚の膜で覆っているようにつながっています。運動不足やストレス、体の使い方のクセなどによって、筋膜は硬くなり、癒着を起こすことがあります。硬くなった「筋膜」をを柔らかくほぐすことで、体の不調を改善する施術法になります。
大腿筋膜張筋、内外側大腿筋間中隔、腓腹筋、アキレス腱、前脛骨筋腱、後脛骨筋腱をリリースしていきます。
関節モビリゼーション
関節モビリゼーションとは、関節に適度な運動刺激を与えることで、関節軟骨や滑液の循環を促進し、関節の機能を回復させることを目的としています。
理学療法や運動療法の一つで、関節の可動域を広げ、痛みやこりを改善する療法になります。
足関節、リスフラン関節をモビリゼーションし、関節に動きを与えます。
テーピング療法
テーピング療法は、キネシオテーピングやスパイラルテーピングなど、伸縮性のあるテープを身体に貼ることで、筋肉や関節をサポートし、痛みやこりを改善する治療法です。
テーピングは、ケガをした部位を固定・保護することで、再発予防をした治癒を促します。
関節の安定性の向上、関節の正しい動きを出すための誘導、疼痛の抑制、関節のずれの補正、回復過程の筋肉のサポートが期待できます。
足周りにエクササイズを入れます
筋力不足に対するアプローチします。ダンベル、チューブトレーニング使用、自重トレーニング、電流刺激EMSを使用します。筋機能改善されると膝への負担が減り、運動性の向上ができます。
ケガによる関節の安定性とバランス機能の低下を改善するエクササイズを行います。また足関節の機能向上のエクササイズを行うことで、全体の筋力強化のエクササイズを正しく行えるように改善します。関節や骨の配列を正しく補正するためのエクササイズをも行います。
コンビネーション治療(電流+超音波)
疼痛軽減が得意な電流治療と、筋肉をほぐすのを得意としている超音波を同時にかけることができる治療をコンビネーション治療といいます。同時にかけることにより、超音波で皮膚の抵抗値を落とした上で電流を流すので、より鎮痛効果、炎症の抑制に繋がります。
また超音波は、到達している範囲を立体的に温めます。
立体動態波(3D高周波電流)
立体動態波とは、一般的な干渉波(2D)を3D化して、さらに皮膚の抵抗値を抑えて刺激感をよりソフトに、よりきめ細かくした電流治療になります。刺激感をきめ細かくしてあるので、非常に細かく筋肉をほぐすことができます。電極を3つに増やしてフィットすることで、一般の電気治療が苦手とする部位の関節の治療にも効果を発揮する電流治療になります。捻挫などの急性疾患から、腰痛などの慢性疾患にも効果が期待できます。
EMSトレーニング
EMSと呼ばれるトレーニングを目的とした電流刺激を行います。膝など痛みがある場合に、太ももの筋力不足によって関節に負担がかかって痛みが出てる場合があります。スクワットなど過負荷なことをすると痛みが悪化する場合があるのに対し、EMSは関節に負担なく行うことができます。中枢神経麻痺などの治療にも使用されている電気治療になります。
超音波療法
超音波とは、手が届かない筋肉を深層からほぐすことが出来ます。痛みの原因が深層にある場合にも有効な治療になります。振動の細かいマッサージ効果があり、血流改善の効果も期待できます。炎症の抑制効果もあり、痛みがある場合がある時には運動療法、トレーニングすると悪化する場合があり、まず超音波治療を行い、筋肉、関節、腱、滑液包などの炎症を抑える必要があります。ホットパックや遠赤外線など体表面を温める伝導加温と言いますが、超音波は振動の摩擦熱で直接解す立体加温と言い、深部まで温めることが出来ます。